看護師としてキャリアを積むなかで、正社員だからこそ任されるリーダー業務や委員会活動など、気づけば「本来の看護」以外の業務が増えていませんか?
確かに、責任ある仕事を任されるのは、スキルが認められている証。しかし、それが報酬や休暇などの待遇と釣り合っていないとしたら……その先に待っているのは、燃え尽き症候群、いわゆるバーンアウトかもしれません。
目次
チームリーダー、委員会…その「見えない業務量」
多くの病院では、以下のような役割が正社員に集中しがちです。
- 看護師チームのリーダー・サブリーダー
- 業務改善や教育関連の委員会メンバー
- プリセプター(新人教育)
- 急な欠勤対応などのシフト調整
これらは「やりがい」がある反面、プライベートを削る要因にもなります。
バーンアウトしないために「優遇されるべき人たち」
組織の中核として機能する正社員看護師がバーンアウトしてしまえば、病棟そのものの機能が崩れてしまいます。だからこそ、職場には以下のような配慮が必要です。
- リーダー・委員会業務に対する手当の支給
- 有給の取りやすさ、リフレッシュ休暇などの休暇制度
- 公正な人員配置と応援ナースへの支援体制
- 業務内容の定期的な見直し
「選ぶ力」もキャリアの一部
近年は、待遇や働き方に柔軟性を持つ病院・施設も増えています。求人票の「給与」や「休日数」だけでなく、以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 委員会や会議の頻度と拘束時間
- リーダー業務へのサポート体制
- 夜勤やオンコールの実質的な負担
- 実際に働いているスタッフの声
今や看護師の転職は「珍しくない」時代。自分の人生設計と合う職場を選ぶことは、キャリアを守る大切な一歩です。
最後に:責任のあるあなたこそ、優遇されるべき存在
正社員という立場で、組織を支え、教育を担い、日々命と向き合っているあなた。もっと報われていいんです。
「仕方ないから我慢」ではなく、「これからの自分のために選ぶ」という視点を持ってください。
未来の自分を守るのは、今のあなたの選択です。